論文の書き方

Writing a paper

概要 Abstract
このページでは論文の書き方について解説する.
This page explains how to write a paper.

論文の種類

論文にはいくつかの種類があるが,基本的には学会発表用の論文投稿論文が中心.

学会発表用の論文

学術会議(例:日本ロボット学会学術講演会)で発表する際に,会議の議事録に収録される論文.論文に査読がない会議(例:ROBOMEC,ロボット学会)と,査読がある会議(例:ロボティクスシンポジア,ICRA)があり,査読がある場合は,採択されないと発表できない.

学術会議は,研究者が最新の研究成果を発表しに来る場所.

投稿論文

学会が発行している論文誌に収録される論文.ほとんどの場合,査読がある.

論文誌には,完成度の高い成果が収録される.

論文の書き方

論文とは,研究者がほかの研究者に成果を伝えるための「インターフェイス」.かっこいい文章を書く必要はなく,むしろ,文章の流れ・話の展開は,伝統的なスタイルにのっとった方がよい.つまり,多くの研究者が読み慣れているスタイルで書くのが,読み手に取って親切な書き方である.

以下に,標準的な論文のテンプレートを示す.

概要テンプレート Abstract template

論文の概要は以下の順に書く.

  1. Background
  2. Purpose and meaning
  3. Content, features, devices, etc.
  4. Results, obtained knowledge

Background はくどくど書かない.

序論 (introduction) テンプレート

論文の序論は以下の順で書く.

  1. Background: ○○を研究する意義
  2. Literature review: その分野での代表的な手法/理論(とそれらの問題点)
  3. Aim, meaning, scope: 本論文で何を提案するのか,その意味/意義は?(それができると,何が嬉しいのか)
  4. What I (we) did: 具体的に何をしたのか(aimを実現するためにやったこと)
  5. Result/conclusion: 実験で得た結果,及びそこから得られる知見
  6. Related works: 関連研究との比較
  7. Preview: 2章では○○を述べ,…

太字の部分が重要.会議の議事録なら,一部を省いたりする.順番を入れ換えたりすることも.Related worksが多い場合,他の章に移動したりする.

以下は optional:

  • Application: 提案手法を使ってどんなことができるようになるか

章 (section) テンプレート

序論以外の章は,以下の構成を基本とする.

  1. Guidance paragraph: その章で何を述べるか(概要)
  2. Detail paragraphs: 詳細,具体的な内容を記述したパラグラフ
  3. (Summary paragraph): まとめ,結論 (optional)

段落 (paragraph) テンプレート

すべての段落に共通して言えることだが,ひとつの段落にはひとつのアイディア(言いたいこと)だけを書くこと.複数のアイディアを混ぜてはならない.複数のアイディアがある場合は,複数の段落に分ける.

各段落は,以下のように構成する.

  1. Thesis (main idea) sentence: その段落で言いたいことを1文程度で(1文にこだわる必要はない)
  2. Supporting sentences: thesis の根拠などを数文で(読者に理解させるための説明)
  3. (Summary/connecting sentence): まとめ or 次のパラグラフに続けるためのつなぎ文 (optional)

その他

  • 段落・章などのまとまりにおいて,時制を統一する(日本語でも英語でも).
    • 一般的な指針:
      • 基本的には現在形で書く.
      • 実験結果について述べる場合は,過去形で書く.ただし,その場合でも,一般的な事実を述べる場合は現在形を使う.
      • 結論の章では,過去形で書く.

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Last-modified: 2018-08-30 (木) 07:17:07 (75d)